工房のような家「さくら*ファクトリー」。


設計が始まったばかりの住宅プロジェクト。
いつものように、真っ白な紙に自由な発想でスケッチを開始します。
そして今回は早くも「名前」が決まりました。
名付けて、「さくら*ファクトリー」です。


 
・・
 
少し前から新築のご相談に来られていた施主さん。
「まだ土地が決まってないんですよ。」
「ええ、ぼちぼち焦らず探しましょうか。」
..と構えておりましたその何日か後。目の前に大きな桜の木々がしげる面白い土地が見つかりました。
おぉ、なかなかいい土地ですね..と、
僕のほうで簡単なプランチェックと法規の調査。
そして現地にて、日当りや風の流れ、地盤の状況などを目視にて確認しました。
問題ないですね、いいと思います..。
そして着々と手続きが進み、いよいよ新築計画スタートへ。
本当に、「土地」は出会いですね。
決まる時は、本当にトントン拍子。
トントン拍子とは言え、
家づくり主役の施主さん一家は、この土地購入に関わる一連の手続きにはドキドキの連続でしょう。
そして僕は、できるだけ安心していただけるよう、比較的落ち着いてサポート。
(でも、やっぱり少しはドキドキしますよ。)
・・
さて、さっそくスケッチ開始です。
まずは、雑談みたいなミーティング。それと、何度かのメールのやり取り。
その内容を読み返しながら施主さんの「家への思い」を感じつつ、デスクに向かいスケッチ作業。
そのとき僕は、いきなりピンときていました。
「工房のような家」。
ちいさな「家」だけど、もう少し「家」以上、あるいは「家」未満の何か。
家族が、その「何か」を自分たちでつくっていくイメージ。
家族みんなが成長しながら、その場所で、ともに生きていく。
「家」だけど、ただの「ハウス」じゃない…
学校の図工室のような、家庭科室のような、あるいは、工作教室とかパン工房のような..
そんなことを思いながら、スケッチを進めるうちに、ぱっと思いついたのです。
「さくら*ファクトリー」。
ふふふ、いいじゃん。
今度の打ち合わせで、提案してみよう。
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..そして、昨日。
間取りプランとともに「ネーミング」も提案。
どちらもとっても喜んでいただきました!!