森の中のような空調システム

いつかすべては森のようになってしまう。
そう考えたプロジェクト、「小鳥が自由に飛び回る大きなリビングルーム」です。


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この現場で採用した空調システムは放射式の冷暖房「ピーエス」です。
今日は、現場にて試運転を実施してみました。
風も音もなく、静かに冷水がルーバー状の機器の中を循環します。
しずかな、本当に静かな空調です。
ほんのりと涼しい、上品な空気が室内に漂います。
ガチガチに冷えたクーラーが好きな方はちょっと物足りないでしょう。
でも、そういう「クーラー」が苦手な方には最適なシステムだと思います。
乾燥しすぎず、冷えすぎず、イヤな風がない。
そう、まるで森の中の空気のようです。
試運転中、僕と現場監督は、いつの間にか床にあぐらをかいて座っていました。
すっきりした冷気が、床の上をゆっくり動いていくのが分かります。
とても気持ちがいい。
なぜか、時間までもゆったりと流れているかのようでした。

冷水が循環する機器ルーバーの表面は、玉になった表面結露水がびっしりと覆っていました。
これを見ているだけでも、ずいぶん涼しい気持ちになってくるのが不思議ですね。