湿った空気の中、TOKYOの原地形を走り抜ける

東京都心の某所から某所。
湿った空気の中を、駅前で調達したレンタル自転車で疾走。
急な坂、崖、水分をたっぷり吸った樹木。
梅雨入り間近の都心。なかなか悪くないですよ。


・・
土地物件とエリアの調査のために、早朝から走り回っています。
こういう調査方法は僕にとってはちょっと珍しい。
視点を変えて、といったところです。
急勾配の坂道や崖沿いに曲がりくねった道。
都心は案外、けわしい地形で成り立っていることが体感できます。
コンクリートの街を少し横に入れば、ところどころに自然の地形と植生が残されているのです。
都市開発の残余。
激動の成長をとげた都市=TOKYOの原地形が、ちょっとした残余として顔をだしているのです。
ふと、
脳内でタイムマシンが作動。
「この場所」の過去と未来を妄想してしまいます。
千年後。
都市は、すっかり元々の自然状態に回帰しているのかもしれない。
僕たちは、
すごく大きなサイクルの中で「都市」という一瞬を生きているんだ。

・・
湿った空気の中を軽やかに走り抜けながら見えてくる風景。
都市、自然、過去、未来。
この意外と豊かな風景を手がかりに、
「これから先、東京でどう住むか?」っていうことを
ちょっと大袈裟に、大真面目に考えているところです。
・・
参照画像
国土地理院ホームページ掲載のデジタル標高地形図画像データ)

東京の都心部(画像のほぼ中央あたり)が、台地と多くの谷戸で構成される複雑な地形であることがわかります。
・・