爽やかな日曜日の朝。仕事の方は少し一段落。今日は比較的のんびりと。
(3/31加筆)
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いつも人様の家ばかり考えている。
たまには自分たちのことも考えてみよう。
決して大きくないマンションに今は住んでいる我が家が「一戸建」を建てるとしたら、どんなプランになるだろうか?
家族と日曜を過ごす合間に、ちょっと気楽に作成してみました。
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さて。
何処に建てようか。
ちょうど近所に小さな空地がひとつある。
我々の身の丈に合いそうな土地サイズだ。
地主さんには内緒で、ここを敷地にしてみよう。
大きな地図で見る
都市計画法での制限はどんなかな?
東京都都市計画局のサイトで速攻チェック。
なるほど。
建ぺい率が小さいのがネックですね。
あまり大きな面積を確保できないかもしれない。
テクニックが必要かな。
では早速、つくってみよう。
…(今、書いてます)…
下描き1時間、作図に1時間半くらい。
まずは
ゴシゴシと下描きスケッチに起こしはじめます。
どうやら僕はいつも無意識に「自分の住みたい家」を頭の片隅に置いているらしい。
下描き作業が、すらすら進む。
いつも仕事がこんなに調子良く捗るといいのだが…
ちなみに、条件は以下。
まず、リビングは広くて何でもできる場所にしたい。
楽器類やオーディオもそこに置こう。
子どもが走り回るのも、ここだ。
僕の希望として、エスの小ちゃなアトリエをつくりたい。
僕の場合、土日祝日とも仕事があることが多いし、この年齢に及んでなお徹夜も有りがちだ。
小規模なプロジェクトを進めるのに必要十分な大きさでいい。
また、アトリエに隣接させて、来客とのミーティングスペースをつくる。そこはギャラリーとしても使いたい。カフェっぽい感じがいいかな。
ウチの奥さんはアロマセラピストとしての活動を行なっている。その拠点スペースも必要。
子どもは2人。年が離れているから、将来にわたって間取りを改造しながら暮らしていけるとGOOD。
親戚が遊びにきたときには、適当にスペースを区切って寝床をつくりたい。
それから、なにしろモノが多い。大きな収納はぜったい必要。
あと、テラスで食事するシチュエーションは最重要。我が家の外し難いライフスタイルだ。
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できました。(各画像はクリック拡大します)
断面の構成はこんな感じ。
2階部分に生活スペースを設定。
1階は仕事のためのスペース。お風呂なども1階に。(ブラインド付き)
ポイントは、ど真ん中に設ける「中庭」。
スノコ状のウッドデッキで作って、光と風を上下に行き来させる。こういう透けた形状であれば、建ぺい率から除外できる筈だ。(これが最重要テクニック)
屋根の上にはハーブガーデンを作っちゃおう。
さて、プランを。
先ず2階。
真ん中にぽっかりと「中庭」を設ける考え方。
「空中の中庭」と名付けよう。床はウッドデッキ(スノコ状)。
中庭を囲んで、
リビングスペース(10帖くらい)とキッチン、間仕切自由なフリースペースが配置される。
大人も子どもも、室内と室外を自由に行き来しながら好きな場所で過ごすことができる。まだ小さい次男が「ベランダから落ちる」という心配もゼロだ。
リビングの南側は、大きな窓。
出窓式にして、窓台にいろいろ置けるように。
実はこれも「建ぺい率除外」のテクニック。
キッチンは、「空中の中庭」に対面させる。
テラスで食事するためだ。これなら僕も積極的にキッチンに立つぞ。
そして、できた料理を青空を見上げながら喰らい、そして風に吹かれてビール、だ。
北側のフリースペース。
大きなワンルームで使いつつ、シンプルな建具パーティションで区切って寝室や個人スペースに使う。親戚が泊まりに来たときも、同じように区切る。
子どもが大きくなって壁を立てて個室化したら、この中庭を通ってアクセスしてもいいじゃないか。
何しろ限られた予算と建ぺい率制限じゃ、内部の廊下をつくるなんて勿体ない。
続いて1階。
真ん中に中庭。
上から光と風が通ってくる。
「コモレビ中庭」と名付けよう。
その中庭を囲んで、
道路に面してエスのアトリエとカフェギャラリー。
奥にバスルームと大きな納戸。
アロマセラピストであるウチの奥さんには、カフェギャラリーをエスと共用してもらいつつ、少し奥にトリートメント室を設ける。静かで落ち着いてて、光や風をほんのり感じられる場所だ。
お客さんは、右下のエントランスから一旦「コモレビ中庭」に入っていただく。
そこから、それぞれ目的の場所にアクセスしてもらおう。
最後に道路側正面から見た様子。
前面には樹を植えよう。
木の壁でできた家が、樹の緑を通して見え隠れする感じ。
大きな出窓と、この緑を通して外部と内部が柔らかくつながる。
さらに屋上のハーブの緑が、ラフな雰囲気で見えている。
1階のアトリエとギャラリーカフェは、通りに対してオープンにしよう。
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どうかな?
家族に感想を聞いてみよう。